Monbi’s blog

ぶっちゃける~まとめブログ

日本人の「現状維持」の思考は昔より一事業あたりのリスクが増えたせい?

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こんにちは、monbiです。

日本人は判断が遅く、変化を望まない。そういった思われ方を我々日本人自体がかなり前から認識していると思います。しかし、改善されていく気配は感じることが出来ない。問題として提起されているにもかかわらず、現状維持をやはり優先しているのです。

それだけ大きいメリットでもあるのでしょうか?「現状維持」は退化であると経済業界では結構常識です。それとも「現状維持」がよくないことだとわからないだけ?いったいなぜなのか。

 

リスクを取らなくなったのは今までより失敗事のリスクが増えたから?

近年、日本は製品や行事に対して安全と質の要求水準がかなり高ってきています。当然それらを要求すれば、コストと時間が増えるのは当たり前です。さらに、近年は情報が拡散するスピードや量も大きくなっており、SNSなど幅広く普及したため、へたに事態の収拾に手を抜いたり失敗でもすると、小さい事でも世論が大きく動き大炎上してしまうようなこともあります。相対的にリスクが大きいくなっているのです。

逆に中国などを見てみると、日本とは逆の行動を取っています。企業などが起こした不祥事などは政府が主導して積極的にメディア規制を行い事態を納め、安く早くを売り文句に大量に海外に物を売り、莫大な利益を獲得しています。

さらに、政府が新しくできた新企業に大量の補助金を配ることで、とてつもないスピードで大企業を作り上げるなどサポートも多すぎるぐらいに充実しています。(国際からは非難されている)

このように、安全性や質などを過度に意識しすぎてしまうと当然コストやスピード、量などで劣ります。しかし、現在の日本ではそれらの要求水準が高く、民間での意識も高まっています。よって量やスピードを犠牲にしてまでも安全性や質を優先するしかなくなっているのです。そうなれば当然国際的な競争力で勝てるはずがありませんし、タイトルにもあるように下手に動くことが出来ず「現状維持」にならざるを得ません。

デフレ続きで体力の少なくなった企業が、膨大なリスクをかけても昔の小さいプロジェクト規模のことしかできないとなればやりたいと思うはずもありませんし、「完璧主義」の傾向が強く、それを国際的にも売りに出しているからこそ成長の枷になっていることを我々が自覚し、どう崩していくのか。

深く考えていく必要がありそうです。