アニメやゲームの、グッツや限定品の転売がなぜ無くならないのか?
アニメやゲームのグッツ、限定品などの数量が限られている商品は、現代ではほぼすべてと言ってもいいほど転売されおり、2倍3倍は当たり前の世界で下手すると定価の十数倍なんてこともざらにある現状です。
いくら転売自体が違法ではないからと言っても、流石にやりすぎな感じしますよね。
本当に欲しいファンの人達でも、購入時期が少しでも遅れてしまうと転売屋に全部まとめ買いされてしまい、定価の数倍の値段になってしまう現状では最悪購入をあきらめてしまう人も多くいることだと思います。
ライブのチケットなどが今転売で大きな話題になっているけれど、チケットだけではない現状をお伝えしたいと思います。
アニメやゲームのグッツはファンが多くプレミアがつきやすいから人気
ライブやコンサートのチケットのように、アニメやゲームの限定品のグッツ等も非常にプレミアになりやすいのが現状です。
その理由として、「日本のアニメが海外で非常に人気がある」ということと、そもそも「グッツ自体の生産数が非常に少ない」という二つの理由があります。
1. 海外での人気
現在海外では、字幕付きのアニメというのが非常に人気です。
その人気ぶりは年々加速しており、某大手動画投稿サイト「Youtube」では、海外のYoutuberが日本のアニメを守るという使命をもつ警察組織を描いた独自制作ドラマを投稿していたり、海外のファンがアニメを視聴して、びっくりしているところや驚いているところを集めただけの動画などが投稿され人気を得ているほどです。
それだけ多くのファンが海外に”いる”ということは日本のグッツなどを欲しがるファンも多く、直接買うことが出来ない分転売でもいいから欲しい!と思っている層が沢山いるということになります。
転売業者によると、そのおかげで主に「アメリカ・ヨーロッパ・韓国・中国・タイなどで非常に需要が高い」と話しているそうです。
2. 生産数が少ない
日本のアニメやゲームの限定品など、国内では勿論のこと海外でも人気がある分野なのに販売や配布する個数が非常に少ない事が多いです。
それに最近では「イベント商法」が普及してきており、何かしらのイベントなどを行いそこでグッツなどを販売する。
そのように限定品を細かく分けて販売していくことでプレミア性が増してしまい、価格の大幅な増加が後を絶ちません(日本のライブチケットの販売方法と一緒。そのせいでライブチケットの高額転売が後を絶たない)
最近でも少し有名になりましたが、「青春ブタやろうはバニーガール先輩の夢を見ない」の劇場版において、入場者特典として配布される「限定小説と限定フィルム風しおり」が一週間は入場者特典として、ファンに配られる予定だったが午前中に配布が終了してしまい。
そのせいでメルカリで無料配布グッツが4000円近くの値段で転売されるなどの事件もありました。
このことで原画担当の方も
特典が転売されてるってのをちらほら見かけて見てみたら倍以上の値段で売られてて青ブタが好きで欲しかった人が買えないのは残念でなりません。どうかやめて下さい。
— 田村里美 (@orie0421) June 16, 2019
転売に苦言を言う事態にまでなってしまいました。
正直ここまで転売屋に好き勝手に暴れまわられるのは販売側の見通しの甘さもあるとしか言えません。
業界での戦略や見通しの甘さも今後改善していかなければいけない問題なのは間違いなさそうです。
転売は法で裁かれることなんてめったにない
こちらの記事でも書かれているように、チケットならまだ逮捕される可能性もすくなからずありますが、それ以外の転売は法律的にも非常にあいまいな部分が多いです。
そのため転売を続けていたとしても逮捕される可能性はまずないでしょう。
が、古物商許可を受けずに転売を続けていた人が許可を取ろうと警察署に伺ったところ、すでにマークされていて許可を取ることが出来なかった事例が数多く報告されており、警察もマーク自体はしている可能性が高いため、今後法律が変わっり今より厳しくなった場合、逮捕される人も増えるかもしれないですね。